本ページでは、横浜エリアにて中古マンションを購入するにあたり、予め知っておきたい各種の知識についてご紹介していきたいと思います。
まずは横浜市全体の中古マンションの相場を見ていきましょう。横浜市全エリアの平均坪単価として162.6万円/坪という数字が出ています。また平均専有面積は 16.7 坪。平均築年数は 22.7 年というデータも出ています。しかし、先刻ご承知のことと思いますが、ひと口に横浜市と言っても、広大なエリアをカバーしており、また商業エリアと住宅エリア、その中間的エリアといった具合に、立地の性質も実に様々です。
例えば各区別の平均坪単価を見てみると、一番高額なのは西区で217万円/坪。次いで中区が193万円/坪、神奈川区が174万円/坪と続きます。また第三京浜沿いの港北区が169万円/坪、都筑区が164万円/坪と比較的高値となっているのも興味深いところです。
逆に、平均坪単価の最安値は旭区の88万円/坪。次いで金沢区が94万円/坪、瀬谷区が96万円/坪、泉区 で98万円/坪といった具合で、いずれも100万円を下回っています。西区と旭区では、実に2.5倍以上もの差があるという結果になっています。もちろんこれらはあくまで平均であり、実際には個々の物件の立地や築年数、間取りなど様々な要素によって異なってきますが、立地と価格の参考目安として役立てることができるのではないかと思われます。
続いて、中古マンションを購入する際に、チェックすべきポイントをご紹介していきたいと思います。購入した後で「しまった!」「失敗した!」となるリスクを避けるためにも、ぜひ留意しておいてください。
本サイトで繰り返しています通り、大きなポイントとなるのは1981年に改正された耐震基準を満たしているかどうかです。ただし、それ以前の建築であったとしても、元々高い耐震性を実現しているといったケースもありえますので、判断に迷った時は、その道の専門家に協力を仰いでみるとよいでしょう。
新築マンションの場合は隣りにどんな人が住むのかは蓋を開けてみないと分かりませんが、中古であれば事前にチェックすることができます。近年よく見られる隣人とのトラブルを事前に回避するためにも、ぜひ実践しておきましょう。
管理組合が活発に活動していると、築年数が経っていてもマンションの美観や資産価値は保たれているという傾向があります。逆に管理会社任せだと、そうしたことがおざなりになってしまい、住人同士の連帯感も薄れてしまいます。
例えば構造上撤去できない壁や柱があると、間取りに制約が課せられてしまいます。また床の構造が2重床でなければ配管を自由に配置できず、水回りの位置を変更することが難しくなるといった具合です。不動産の仲介業者の中には、こうしたことまで100%把握していない場合もありえますので、注意が必要です。